二人のお子様をお持ちの方からの依頼で、公正証書遺言作成のお手伝いをさせていただきました。ご依頼者はかなりの高齢で、聴力等身体的な面ではかなり衰えを感じられましたが、精神的な面では全く心配がない様なので、そにまま御依頼通り進めてまいりました。公証役場でも、公証人の先生がかなり慎重で、特に長男に有利な遺言内容のため、長男に「遺言させられていませんか?」などどずいぶん立ち入った質問をなさっていました。公正証書遺言といえども、意識レベルが低下した方、認知症が進行した方の公正証書遺言は無効とされる可能性がある以上、慎重になるのも当然です。それを潜り抜けて成立した公正証書遺言ですから、やはり信頼度は高いと言えるでしょう。